2021年01月27日

暴風吹き荒れる日本海の街

 それは小生が日本海に面したR署にいた頃の事でございます。
 そこは冬は何時も台風並みの暴風吹き荒れる地域で、ひどい時は歩いている人
 さえも吹き飛ばされそうな、というより、歩いていたおばあさんが吹き飛ばさ
 れたのをこの目で見たことがあります。

 例えれば、官舎に設置されている50sの大型ガスボンベが暴風によって道路を
 転がっているのも見たことがあります。そして小生の居住していた地域は
 「シベリア団地」と呼ばれる有名なホワイトアウト地帯でございました。

 実際、その昔、この付近に住んでいた子供二人が親父の酒を買いに近くの商店
 へ出かけた際、この猛烈なホワイトアウトに遭遇し二人の姉妹が死亡した過去
 があります。そして、そこには慰霊碑も建っています。

 そんな赴任地での冬の通勤は大変でございました。朝起きて吹雪いていると出勤
 したくなくなる、そんな気候の土地でして。そしてそこに上司への対応が芳しく
 なかったのか、あるいは実績不良だったのか、約10年も放置されたのです。

 海岸線の国道で交通事故があればホワイトアウトであろうが、ブラックアウトで
 あろうが現場に出動するのですが、その現場に臨場する途中も前が見えません。
 現場へ着いても、いつ後ろから追突されるかわからない恐怖に怯えておりました。

 本当は物損事故くらいならば、吹雪が治まってから受理してもいいのですが、
 馬幹部が行けと命令すれば、たとえ、火の中水の中行かねばならぬのが下級
 現場警察官の定めなのです。

 冗談抜きにこのような地域での勤務は命がけでございました。そのような気候の
 土地に勤務したのは有難いことに二度もありました。二度目は最果て樺太の手前
 のロシア人の跋扈する街でございました。

 ロシア人に日本の法律はほぼ通用しません。質問すればすぐに

          「ノープロブレム」

 この一言、なにがノープロブレムでしょう。酒を飲んで事故を起こして、ある時
 自転車にタイヤ4本積んで歩いているので、職質したところ、またしても、ノー
 プロブレム、また始まったとおもいつつ、自転車の照会をすれば、盗難自転車、
 タイヤも付近の中古車屋からかっぱらってきたもの、と判明。

 このように、ロシア人全部をそのような見方をするのは偏見と思うのですが、
 ロシア人の多い街に勤務すると、ロシア人の気質と言うか、そのいい加減さを
 実感させられるのでございます。

 まあ、この人達は北海道より、酷寒の地域で暮らしているせいか、冬でも街を
 歩くのに缶ビールを飲みアイスクリームを食べながら、外国の土地を闊歩して
 歩くのが習慣になっていたようです。まあ、ガタイもいいし、身体もかなり
 丈夫なのでしょう。

 何と言っても感心したのは、冬の日本海の荒波を真っ赤に錆びた漁船に乗っ
 てやって来るのです。それも今にも沈没しそうな廃船同様の船に乗ってです。
 「すごい、」と思いました。さすがレーニンさんの国です。それにロシア人
 は日本人と違い、小生等より若くても皆、戦争体験をしているという事です。


 チェチェン紛争、クリミア、ウクライナ紛争など、だから小生等日本の警察
 官など全く怖れていない、ということです。小生も機動隊などで荒れた現場
 を体験してきているといっても、さすがに従軍ロシア兵士には敵わない。
 また彼らのもつ、相手を威嚇する雰囲気に不敵さをいつも感じていました。 


 こんなのを相手に明治時代の日本人は戦争して勝ったとは、驚きの一字でござ
 います。改めてこの時代の日本人を尊敬した次第でございます。



  ※ 今日のメッセージ
       
      私どもは幽界のモヤを越え、さらに濃い地上の霧の中へ下ってきます。
  その時目に映るのは、いかに多くの災いが恐怖によって引き起こされて
      いるか。

   そうです、目に映るのは、災いの源の多くが恐怖に根差しているいると
      いう事 です。人間の心は、未来の怖れ、明日はどうなるか分からないと
      いう不安で 一杯です。

   皆さんは既にお判りと思うが、どんな困ったこと、心患うことがあっても、
      それは一時のこと。自分が大切な教訓を学ぶための、ほんの仮相に過ぎ
      ないという事。

   皆さんは、今、自分が幸せになるための、欠かせない教訓を学ぶために、
   此処にいます。それこそ、貴方がこの世をいきるための、生きた経験、
   知恵です。


        ー 引用:ホワイトイーグル霊言集 p154〜p155 から ー







posted by 如月 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記