2020年03月06日

制服警察官任務の危険性とは(その1)


警察官ばかりではなく、危険性を内包する職業は多々存在
します。しかし、マニュアルに従って職務を遂行していれば
多くはその危険性から回避できるのが通常である。


しかし、制服警察官の危険性を回避するに特定のマニュアル
など存在する訳もなく、また警察学校では警察の職が危険で
あるという事等言わずもがなである。だから具体的にこんな
状況の時はこうせよ、とか千差万別の状況に沿って回避の
仕方を習う訳でもない。


ただ、勤務中、特に職務質問の時や被疑者と対峙するときは

         「決して油断をするな!」

と言われる程度である。

一般人は警察ドラマをテレビで見過ぎのようで、刑事殿が
警察という職種の中で一番危険であるかのような錯覚を与え
ているようです。


しかし、現実は刑事殿は安全職なのである。それよりも駐在、
交番に勤務する制服警察官が一番危険性は高いのである。


異常者や悪党は、わざわざ普段拳銃を携帯していない私服の
刑事殿を狙って警察署を襲撃したというニュースなど聞いた
ことがありますか?


大抵は相勤者が寝入って単独勤務をしている交番、あるいは
日中でも単独勤務中の制服警官を狙うのが常であります。


小生は本来拳銃を携帯し勤務する制服警察官は単独勤務はさせ
ないというのが筋なのだと思うのでございます。しかし、実際
は日中であろうと、深夜であろうと、ほぼ毎日のように制服
警官は単独で勤務することが多いのです。


これは、小生の経験からでもあります。深夜、臨場指令で内容
が判然とせず、現場に到着してから、初めて複数の喧嘩現場で
あることが判明することもあります。そんな時は単独の場合、
その対応に苦慮することがあるのです。初めから複数で臨場
すればいいのですが、そんな時にかぎり、相勤者が休暇中で
おらず、また、隣接交番員が他事案扱い中で、臨場できない
ことがあるのです。


また、中には隣接交番の事案などは、自ら応援に駆けつけるなど
面倒だと積極的に臨場しない勤務員もいるのです。



S方面A警察署で勤務していた時のことであります。

深夜、小生が他事件の書類作成をしていたのですが、その
相勤者のK巡査は度々朝野球に出るので、本署で休憩する
というのが習慣になっており、結局、小生単独で勤務をして
いたのですが深夜に通行人の女性が


  「おまわりさん、てんかんで倒れている人がいるよ!」


という、届け出を受けたのです。小生は病人かと思いながら、
書類をかたずけ、すぐに徒歩で臨場したのです。


現場に着くと、周囲は4〜50人の人だかり、どうしたのかと
割り込んで見ると、若い男が2名取っ組み合いの喧嘩をして
おりました。


小生はてんかん、と、けんかを聞き違えたことに、その時気づ
きましたが、とにかく喧嘩を制止しようとしたところ、いきなり
その内の一人が小生のネクタイを絞めながら襟首を掴みかかって
きたのです。


警棒を出す暇もなかったので、思いっきり相手を押しながら、
足払いをかけたところ転倒したので、転倒した男に手錠を掛け
組み伏せ、所轄系無線で本署に事案を伝え、応援要請をした
のです。


本署へは歩いて10分程度なのに、そのときの臨場の時間の
遅いこと、5分くらい過ぎた頃、やっとパトカー勤務員が
刑事殿と臨場してきたのでございました。


一応、公務執行妨害で逮捕するつもりでしたが、刑事殿が
お互いに酔ったうえでのもめごと、双方の納得の上、厳重説諭
でという事で処理したのありました。


まあ、A署は炭鉱町で当時、このような揉め事は日常茶飯事
でございました。


このように指令であれ、届け出であれ、事案内容は臨場して
みなければわからないのが現実なのです。


だから基本的に当直勤務は複数で勤務することが望ましいの
ですが、このK巡査のように、当たり前のように原則を破り
好きな朝野球のため、わざわざ翌晩から本署で休憩するので
あります。しかし、当直幹部は別に注意することもなく黙認
の状態なのです。


それは結局自分が単独勤務をする訳ではなし、痛くも痒くも
ないからでございましょう。


また、これはI署における事案でしたが、これは相勤者が単独
で勤務していたときのこと、これは日中のことでしたが、突然
20代の男が交番に地理案内を装って来所し、いきなり相勤者に
サバイバルナイフを突きつけたのですが、机を介していたため、
相勤は急いで交番出入り口から避難し、出入り口の引き戸を抑え
ながら本署に応援要請をし、事なきを得たのですが、この男も
ノイローゼ気味のマル精患者でありました。


このときの相勤者の行動を刑事は笑っていましたが、小生は
笑う気にはなれませんでした。このやり方の方がいいと思った
からです。わざわざ武器を所持するマル精とやり合う必要など
ないのです。


普通であれば警官なのだから、逮捕術を使って相手制圧すれば
よかったのではないかと思うのでしょうが、この刑事殿達の
ように武術の達人であればいいのでしょうが・・・短い交番
勤務を経験し、すぐに刑事専務係などに行く輩に限って、
このような発言をするのです。


あなたが交番員ならどのように対処したのかを、この刑事殿に
伺いたいものでございます。いつも、ほぼ決められたごとく
複数で現場に赴かれる刑事殿に、もっと制服警官の危険性を
認識して頂きたいと思う次第です。


まだまだ、このように単独で多様な現場に出動した事案を、
これからもご紹介したいと思います。



 ※  今日のメッセージ

悪徳の中でもその根源にあるものは何でしょうか。

「利己心です。このことはすでに何度も説いてきました。

およそ悪と呼ばれているものは全てこの利己心から生じている

からです。悪いこと、いけないこととされているものをよく

分析してご覧なさい。その底には必ず自分中心の欲が巣食って

います。それと闘い、克服して、悪を根絶やしにしないと

いけません。


利己主義こそ社会的腐敗の根源です。この地上生活(だけとは

限りませんが)において幾らかでも道徳的に向上したいと願う

者は、まず自分の心の奥から利己心を根こそぎ取り払わないと

いけません。利己心があるかぎり公正も愛も寛容心も生まれま

せん。あらゆる善性を無力化してしまいます」



     引用 スピリチュアリズム普及会 第2公式サイト

           12章 完全なる人格〜利己主義ー

   









posted by 如月 at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記