2019年12月13日

地域警察の蔑まれた地位

警察組織内においては、残念なことに地域警察を一番地位の低
い部署であると言う誤った考え方が蔓延しているように見受け
られます。


しかし、そのような意識を持たせたのは当の組織の幹部殿なの
でありましょう。


また、非現実的な刑事ドラマを創作する映画やTVドラマの影響
でもあります。真に警察の内部事情を知っているかの如く、
地域警察が刑事の下僕でもあるかのような誤った描き方をして
いるのでございます。


そのような誤った認識を現実の警察組織の地域勤務員がまとも
信じていること自体情けないことなのです。高い誇りを持て
までは言いませんが、地域警察官も自らの現場での活躍に少
誇りを持った方がいいのでは・・・


映画やテレビドラマの制作者殿が、どの程度、地域警察官の
苦労をご存知なのかと問い質したいものです。現実に多種多様
の事案を取り扱う交番勤務の地域勤務員の姿の方がドラマに
なりやすいと思うのですが、どうしてか?「刑事さん刑事さん」
と騒ぐのであります。


しかし、小生が扱った事案でやくざ風の男でしたが、我々地域
勤務員には素直に言葉使いも普通だったのですが刑事殿が臨場
して来た途端に非協力的になり、反抗的な態度になる者がおり
した。その男は、きっと過去に刑事様との間で何か確執が
あったとご推察した次第でございます。



現実には安全地帯で活躍する刑事さんのドラマは、星の数ほど
放映されているのに本当に危険な現場で活動する地域警察官の
ドラマが数えるほどしか見られないのは、これ如何に・・・


そのことが所以か、現に地域警察官を拝命する者までが地域警察
見下げる風潮が蔓延してしまい、それが定着してしまっている
でございます。小生などが拝命した頃には地域内での差別意識
は少なかったように思うのございますが、


昔の映画に「警察日記」という、森繁久彌、三國連太郎、宍戸錠
等、今では大御所の俳優ばかりが御出演なさいましたドラマで
本当に地域警察の勤務の日常を微笑ましく描いた作品がござい
ました。わーい(嬉しい顔)


近年も制服警察官が描かれた作品がTVドラマでも、わずかに放映
されて来ましたが、この警察日記のような現実的な描き方をした
作品は皆無でございましょう。


現在の警察ドラマでは、ほとんど刑事物が主体でドラマ内に登場
する地域警察官は刑事が何か、へまをした時の左遷先のように描
かれるの普通になっているようです。本当に情けないことと存
じます。もうやだ〜(悲しい顔)


何なんでございましょうかちっ(怒った顔)? このような描き方は一般人は
ともかく、小生のような現実にその職に就いていた者としては
残念の極みなのでございます。


なんども繰り返しますが、格好のよい刑事殿が活躍する姿が当た
り前のようになっていることは本当に遺憾に存じます。地域警察
がどんなに卑下して描かれても、何の疑問も不思議も感じないの
が今の刑事ドラマの常識のようになっているのでございます。
  

虚構を描く警察ドラマ、本来地域警察ほど重要な部署はないと
思うのですが、 反って海外ドラマ(米国)の制服警察官の描き
方の方が現実に忠実に思える次第です。


日本の警察ドラマはなぜか、地域警察を偏見視しているように
思えるのです。そう感じるのは愚かな小生だけでございましょ
うか?


地域警察に対する誤ったイメージは、現場に臨場すると解り
ます、特に警察ドラマに感化された暴走族などの悪童共が集ま
る現場は制服警察官に対する態度と刑事に対する態度に如実に
現れるのです。


組織内でも、特に大学出の新米の刑事の態度は感心致しません
年配の地域警察官にまるで上司のような態度をとるのでござい
ますから、ほとほと呆れます。先輩刑事殿が立派な模範を垂れ
るので自然とそうなるのでございましょう。


一般社会が刑事について一番勘違いをしているのは、刑事の
殉職についてです。テレビドラマを見ると格好のいい刑事の
殉職姿が散見されるのですが苦笑してしまいます。


刑事が単独で事件の現場に赴く機会など地域警察官に比較すれ
ば、ほんのわずかでなのです。現実には勤務時の危険性は地域
警察官の方が高いでしょう。単独の交番勤務で寝起きし、事件
事故などが発生すれば、まず一番に現場に臨場するのでござい
ますから、そして、そのあとから黄門様のように刑事殿がお出
ましになるのでございます。


小生の経験から刑事が事案発生段階で第一番に単独で事件現場
に赴くことなど、ほぼないので御座います。そして、いつも
金魚の糞のように相方ご同伴、その点からすれば、窃盗現場、
傷害、暴行の現場、変死現場、交通事故現場すべての先着は地域
警察官ではございませんか、それでも現実は刑事殿が讃えられる
のでございます。


前述したように警察組織での殉職者の数は地域警察官が多いので
すが、その要因としては交通取り締まり中の事故死、これは交通
警察官にも言えます。刑事殿は交通取り締まりはないので、近年
では詳細不明なるも、ある若い刑事が長時間労働の結果の過労死
が原因で自殺し、両親が訴訟を起しております。


また、これとは別に地域警察内では人事やパワハラ等による交番
での拳銃自殺が多いのが特徴、これは地域警察だけが常時拳銃を
携帯していることが起因していると言えます。


とにかく、警察組織を牽引する立場に在らせられます各警察署長
殿以上の幹部殿は非番、労休時に地域警察官を奴隷のごとく扱わ
ずに組織の大事な歯車であることを銘記し地域警察官を、もっと
大事に活用して頂きたいものでございます。わーい(嬉しい顔)


  ※  今日のメッセージ 
  
   人間の一人一人が持ちつ持たれつの関係にあること、すべての
     人間に同じ神性が流れていること、ゆえに神(創造主)の目に
     はすべてが平等であること、霊的本性おいて完全に平等である
  との観念を広める必要があります。

  性格的において、生長において、進化において、そして悟りに
  おいて、一歩先んじている者が後れている者に分け与えるいう
  行為の中に、偉大さがあるのです。


  忘れないでください。あなたに生命を賦与した力、あなたに息吹
  を与えたエネルギー、あなたに意識を与えた生命力は、この宇宙
  を創造し、極小、極大を問わず全存在に生命を与えたものと、
  全く同じものなのです。


                        -引用文献:近藤千雄 訳編(2016年):ハート出版
                        新装版:シルバーバーチ今日のことばp052~053-





posted by 如月 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186915287
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック