2019年12月28日

交わらない幹部殿との相性


それは小生がA方面R署に勤務していた頃のことでございます。
当時、小生は管理係に勤務しておりました。まあ、ここでも上司
運の悪い小生の事でありますから、相変わらず相性の合わない
係長様との勤務に従事していたのです。

当時、係には3名の勤務員がおりまして、私の他に巡査部長
が一人、先輩の巡査長が一人おりました。Т巡査長さんは
大学卒業の歳は2つ上でしたが、期は後輩になりましたが性格
はおとなしい人で、いつもゲームやパズルに夢中になっている
人でありました。ですから、上司の言う事には逆らわず、いつも
素直に従っていたのです。しかし、ある日、私が当務で出勤しま
すと非番のT班長にF係長が

    「今日は非番勤務だ、札幌まで護送をしてくれ」

と命じていたのでございます。まあ、人員の少ない管理係であり
ますから、非番勤務はあたりまえだったのですが、何と言っても
非番勤務はつらいもので、経験した方はお分かりのように本当に
疲れるのでございます、特に私のような虚弱体質の者は・・・

ただ、このとき、T班長は次の日がまた当務という勤務になって
いましたから、これはちょっときついなと思ったので、また、私は
よけいな口出しをして、


 「係長、T班長は明日も当務ですよ!大変じゃないですか!」

と言いましたら、

「お前に関係ないだろう、T班長が承知しているからいいだろう。」

と言いましたので、当務、日勤、当務なんて言う勤務、今までなか
ったでしょう。と言ったところ、

「そんなの仕方ないだろう文句あるなら、警務課長に行って来い」

というものですから、売り言葉に買い言葉で、わたしも頭に来て、


 「そんな勤務にならないようにするのが、あんた達幹部の考える
    ことだろう」

と、言ってしまったのです。

そうしたところ、頭に来たらしくF係長は

      「何だ、その言い方は!」


と言いながら、突然、私の胸ぐらを捕まえて、多分背負い投げを
かけようとしたのだと思いますが、私も負けじと背負われた状態
で、そのまま、思い切り前のめりに、後ろ襟を捕まえて押し倒し
床に組み伏せてしまいました。


ところが、この喧嘩の騒然とした様子が隣室の生活安全課の方々
の耳にも聞こえたらしく、何人かが走ってきまして、係長殿を押し
倒している小生の姿を見て、私を羽交い絞めにして制止したの
です。わたしは「こら、離せ!」と言いながら、なお、T係長殿に組
み付いていこうとしましたが、柔道の指導員でもある後輩のH巡査
部長に組み伏せられてしまったのでございます。


まあ、この方々は、この喧嘩の発端が何なのか、そのような経緯
を知る由もなく、突然、急迫不正の侵害に対し応戦していた小生
の姿だけを現認したのでありますから、仕方のないことでござい
ましょう。


それに致しましても、理由の如何を問わず、階級社会においては
上司に楯突いた者が絶対的に悪者となるのでございます。


そして、それから半年後の人事異動で再び交番勤務を命ぜられた
小生なのであります。しかし、虐めを受けておりました班長さん
は、間もなく選抜選考で巡査部長にめでたく御昇任され、御栄転
されたのでございました。


このような事は小生の警察人生のおいて度々あったのでありまして
そんな自分の性格を本当に恨めしく思うのでございます。
そして、それ以後も同じことを繰り返す愚かな小生でございました。


皆様はどうぞ、「長い物には巻かれろ」という先人のことわざを心
銘記し、これからの警察人生を歩まれんことをお祈りいたします。



 ※ 今日のメッセージ

    地上の人生は、しょせんは一つの長い戦いであり試練です。
  魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いていると言って
    もよいでしょう。


    魂には、ありとあらゆる種類の長所と短所が秘められております。
   すなわち、動物的進化の段階の名残である下等な欲望や感情も
   あれば、あなた方の個的存在の源泉である神的属性も秘められて
 おります。


 そのどちらが勝つか、その戦いが人生です。地上に生まれてくるの
   はその試練に身をさらすためなのです。人間は完全なる神の分霊を
   享けて生まれていますが、それは魂の奥に潜在しているのであっ
   て、それを引き出して磨きをかけるためには、是非とも厳しい試練
   が必要なのです。

  
       -引用文献:近藤千雄 訳編(2016年):ハート出版
                               新装版:シルバーバーチ今日のことばp140-




posted by 如月 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記
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