2020年04月11日

交通法規さえも守れない多くの人々の存在

長年警察の仕事に従事して感じたのは、多くの人々が些細な

法律にも従えない意志の弱い存在だという事(これは小生を含め)



刑法犯は基より、交通法規のようなごく単純な法律にも従えない

のが現実であります。



これは何も学歴や地位などには全く関係がありません。例えば

医師は小生からすれば学識が高く、道徳観念の強い方々が

多いと思っていましたが、M署で夜中の交通取り締中、酒気帯び

運転で検挙した男を取り調べたところ、M市の市立病院に勤務

するインターンの医師でございました。



その医師は泥酔とまではいかずとも、かなりの量の酒を飲んで

おり、飲酒の理由について問いただしましたところ、



  「仕事で疲れていたから、ほんの少し飲んだだけだよ!」



と悪びれた様子もなく、さらに、


  

  「こんな違反くらい見逃してよ、こっちも忙しんだよ」



などと言う始末であります。事情を聴くと、札幌の国立S大学から

派遣された若い医師でありました。



またH署で勤務していた時の事、早朝、物損事故でもめていると

言う内容で臨場しましたところ、高速道路から一般道に合流しよ

うとした女性が一般道を走行していた男性の車に接触したもの

で、女性は



  「私が高速道路から出ようとしただけなのに、この男の人が

   道路を譲らないからぶつかってしまったのよ」



などと言う始末で、職業を聞いたところ、この方も若い女医さまで

ございました。なぜ、このような優秀な方?が交通法規の基本も

守れぬ、というより、相手に対して初めから自分が正しいかのよう

な言い方をすること自体がわかりませんでした。



これをその方々を苦労して最高学府まで育てた御両親が見て、

どう思うのでありましょう。わが子が警察官を相手に一人前の文句

を言えるほど立派になったと褒めるのでございましょうか?



このような御仁は医師ばかりではなく、市会議員さんや警察本部

の幹部殿の中にも散見されました。



この頃はまだ飲酒運転が今ほど厳しくなかったせいなのかどうか

当時は北海道警察もまだ、年間の死者が愛知県とナンバーワ

を競っていた時代でございました。



毎日毎日、速度違反の取り締まり、駐車違反、酒気帯び運転、

信号無視など、さまざまな違反の取り締まりをしてまいりましたが

素直に違反の事実を認める方はほとんどいなかったことは誠に

遺憾でありました。



何か日本人には殺人、窃盗など刑法犯よりは、さして悪い行為

ではないのかと思われるほど、自覚が希薄な方々が多ござい

ました。



初めから、今のように厳しいの法律で規制していればよかった

のでしょうか?  速度違反の集中取締りは毎日のごとく行って

おりましたが、小生はいつも、こんな取締りをするより、法定速度

以上速度の出ない構造の車を作る方が早いのではないかと思っ

ておりました。



いまなお、大企業優先社会であり、日本の政治がそれを容認し

ているかぎり、そのような車が生産されることはないでしょう。



にもかかわらず、事故が起きて肉親などが亡くなれば、処罰が

甘いとやら、警察の取り締まりが弱いなどと言う方々が数多く居

られるのです。自分が違反をして検挙されれば善良な市民?

を捕まえてばかりいると文句を言い、逆に死亡事故が多発すれ

ば取締りや処罰が甘いと文句を言い、なんとも不思議な国民で

ございます。



最近は科学も発達し、ドライブレコーダーなるものが出てきて、

事故現場の状況を映像で見られるようになったのですから

便利になりました。



小生はこのドライブレコーダーの備え付けを義務化し、運転者が

違反したときの証拠づけに利用するのもよいかと思います。

そうすれば、過去の時代のように否認はできず、却って運転者の

違反を実証してくれる警察官にとってはありがたい代物となるで

ありましょう。それは、今まで立件しにくかった信号無視や一時

停止違反、横断歩行者妨害などさまざまな違反を運転者自信が

証明してくれることになるのですから、



それにしても、この日本の社会は誰を中心として回っているので

ありましょうか? 軽犯罪法違反一つまともに順守できない人々

が如何に多いことか、その方々に数週間、制服警察官の仕事を

体験して頂くと、少しは犯罪の現状を一般の方も身に染みて感

じるのでございましょうか?



青少年の犯罪にしても、暴走族や薬物など、アメリカのように犯罪

者を収容している刑務所に入れて凶悪犯罪者と接触体験させる

ことによって、犯罪を行った者の結末が、どのような結果になるの

かを実感させるのも一つの方法ではないでしょうか。



小生も警察官を拝命するまでは中国の思想家孟子のように人間

の本性は基本的に「善」であると信じておりました。しかし、この

数十年の警察官生活で、やはり人間の本性は荀子の教えのように

「悪」が本性であることを痛切に感じました。



そして人間は教育によって、その努力によって善となっていくのだ

とづくづく思うのです。人間は基本的に自己中心的存在であり、

欲望の塊なのだという事です。だから、教育などによって善知識

と経験によって社会秩序に順応した存在になっていくと思うので

ございます。



それは、この道警察の前歴からも明らかなように、正義を志向する

警察組織の中枢においてさえ、組織をけん引すべき大幹部殿が、

善(正義)が実行されてこなかったことが証明されたのでございます。

願わくば現在、この組織体が健全な善の歯車となっていることを

期待したいものでございます。




※  今日のメッセージ

     大霊はあなた方のすべての内部にあるのです。進化の跡を
   たどれば確かに人間もあらゆる生命体から進化してきており
     遺伝的には動物の痕跡も留めておりますが、それを遥かに
     凌ぐ資質として、大霊から授かった神性を宿しており、
     それを機能させれば地上にあっても神の如き生き方が可能
   なのです。

  病気に関しても、人間の内部にはいかなる病気でも自らの力
     で治す治癒力といかなる困難をも克服する霊力を備えている
     のですが、あなた方はまだそれを実感しておりません。

      いざという窮地において引き出せる霊力の貯蔵庫を持って
      いるのです。神の王国は各自の内部にあるのです。
     そのことが全く理解されていないのです。


    ー引用:スピリチュアルリズム普及会 第2公式サイト
          第5章 絶対的摂理の存在から抜粋ー




posted by 如月 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記