2020年03月15日

地域警察官への情報の断絶

これも小生が交番勤務中に感じたことの一つですが、交番員に

必要な情報を伝える機器がなかったことです。それは、今でこそ

ネット社会となり携帯電話、スマートフォン、パソコンなどがありま

すが、小生などが若輩の頃は交番には情報を伝えるべきものは

テレビ、ラジオ、新聞が主でございました。



初めのころ小生の就いた駅前交番にはラジオありませんでした。

しかし本署にはテレビが各係別の部屋にテレビが置かれたおり

ました。そして、副署長殿の横には各社の新聞が備え置かれ、

幹部殿はそれを暇な時に事由に読んでいたのでございます。



交番員はと言えば、駅前交番で警戒勤務の際には、駅から降車

してくる客が歩道を通行せず、車道を歩く者が多かったため備え

付けのスピーカーで違反をする歩行者にマイクで注意をすると

いうのが警戒勤務の仕事でした。ですから、交番内でラジオなど

かけているとマイクを通して駅前周辺に響き渡るため、いつマイク

のスイッチを入れても交番内の雑音が漏れないよう気を使ってい

ました。



交番内では先輩の部長さんが自宅から持ってきた新聞を読んだ

駅の売店で自腹でスポーツ新聞を買い、読んでいる状況でした。

しっかりした先輩は、夜間、警ら時に本署に立ち寄った際、本署

備え付けの新聞を読見あさっておりました。



また、幹部の中には交番で新聞や雑誌を読むことは、いつでも

届出や来客に応じられるようにと厳しく禁じる幹部殿もおられま

した。まあそれは当然のことですので、勤務員は外から見える

場所で、そのような行為をするものはおりませんでしたが、

休憩室では自由に新聞、雑誌を読んでいたのでございます。



また、休憩室内にはこっそり、異動した先輩の残していった中古

のテレビ、ラジオがおいてあり、夜の暇なときに利用していました。

しかし、今思うに現代のように突発的災害の多い時代に情報を

伝えるべきものがなければ、警察官だけが状況を知らずにいる

のはおかしい話です。昔はそのような突発事案が幸いあまりなか

ったので必要性を感じませんでしたが、現代には必需品でしょう。



警察幹部はどこの所属でもそうでしたが、交番に新聞を配布する

などということはありませんでした。


また、後年R署で勤務していたときのこと、その時も小生は駅前

交番勤務だったのですが、事案のない当直明けの朝は、お茶

を飲みながら朝のニュースをラジオで聞いていたのです。

このラジオも古い先輩が置いて行ったもので、幹部殿に見られ

るとうるさいので書棚の見えずらい場所に置いていたのです。

しかし、なぜか、突然、このB署長が知るところとなり、いきなり

撤去を命ぜられ、廃棄処分させれらたのであります。

B署長殿の言によれば


    「交番は娯楽の場ではない必要のない物は撤去する」

     とのお達しでございました。


本署において、署長殿が拝読される新聞、テレビの閲覧などは

許されて、交番員には不届きなことでありましょうか?


小生はニュースを聞いておくことも、警官の大事な任務と思って

おりましたが、(ときどき音楽も聴きましたが・・)本当に

シビアな署長殿でございました。まあ、交番常連の出前の配達

のお兄ちゃんの話によれば、このB署長は夜の散歩と称して

私服で交番の様子を時々窺っていたようです。



なんと潤いのない職場でございましょう。当直明けの朝に安い

煎茶を飲みながら、ラジオから流れてくるニュースや音楽を

聴いたり、天気予報や事故、事件のニュースを聞くことが、

それほどに不届きなこと事なのでございましょうか? 


(交番員のささやかな潤いのひとときです!多忙交番は別です)



今一度、当時の幹部殿に説い糾したいところでございます。

裏金の慣例を当たり前のことして自らの私腹を永年肥やして

こられた人間に言われとうはございません。



まして、心ある先輩が、後輩の為に交番に寄贈されたラジオを

何の権限があって処分するのでありましょう。こんなおバカな

署長が至る所にいることが警察組織の特徴でございまする。



本当にそこまでするか、と思うのですが、そこまで小生等は信頼

されていなかったようです。しかし、このB署長、当時の電話

交換手のお姉ちゃんに勤務中、署長室から電話でしつこく

ナンパするなどの不道徳な男でございました。そのお姉ちゃん

は後年、S交番の元刑事の後輩とめでたくご結婚されたので

ございますが、この署長殿でなくてよかった、よかった。



お話はそれてしまいましたが、当時の交番勤務員はこのような

幹部殿の下、忍耐を重ねていたのです。その後、新聞配達員

と仲良くなり、サービスで余った新聞を配達して頂き、交番員も

只では悪いので交番費でお礼をしたりしていたのでございます。



しかし、警察組織というところは、その所属によっても違うで

しょうが、相も変わらず進歩のない組織なのでございます。



勤務年数も経た晩年の携帯電話(個人所有)も連絡網に編入

され、それを拒み、わざと携帯電話を持たないという御仁もおら

れました。そうです、電話代は組織が補助してくれる訳ではない

のですから、昔、刑事達は無償でポケベルなどを署から貸与され

ていたのですが、地域警察官(下っ端)は例外でございました。



全署員に配布するのが通常のところ、その情報が命の警察組織

ではすべて内勤警察官とその幹部たちが主体なので御座います。

さらに地域警察には不可欠なZ地図も、時には3〜4年も前の地図

しかなく、現場への臨場が遅れてしまうこともあるのです。その地図

さえも、まめに購入することがないとは呆れ果てる組織でございま

した。これも中には自腹で新しいZ地図を購入しておられる駐在所

勤務員もおられました。




何度も何度も申し上げますが、これでまたも、「予算がなかった」

などとほざく幹部殿がいたとしたら、あなたたちが不正経理(横領

を)しなければ何でも買えたのではございませんか、その期間たる

非常〜に長い年月に渡ってきた訳ですから、我々下層地域

警察官ではその恩恵には浴しておらず、逆に搾取された側なの

ございますから・・・



まあ、さすがに現在の地域警察官はスマホの力でどこへでも迷わ

ず臨場できるのでございましょう。(利用料金はすべて自腹でござ

いましょうが・・・)




  ※ 今日のメッセージ   
    
       死ぬことは悲劇ではありません。今日のような地上世界に
      生き続けねばならないことこそ悲劇です。利己主義と貪欲
      と強欲の雑草で足の踏み場もなくなっている大霊(神)の
       庭に生き続けることこそ悲劇というべきです。

           -引用:スピリチュアルリズム普及会 第2公式サイト-



posted by 如月 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想記